久しぶりの『春の蔵出しワインバー2024』とワイナリー巡り(前編)

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こんにちは。

なかなかフランス旅行記が進みませんが、その間に自転車で転倒して右ひじの骨を折るという間抜けなことをしてしまい、余計に大変なことになりました。
ですが、骨折しても先々週末に色々なワイナリーを巡った後山梨旅行のメインである、

『春の蔵出しワインバー』

に参加です。

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こちらは甲府駅北口「よっちゃばれ広場」で行われていましたが、こちらにコロナ禍もあって昨年から再開されましたが、昨年は孫娘が生まれたばかりと言うこともあり行かなかったので4年ぶり(?)の参加となりました。
やっぱり春の蔵出しワインバーだけに行くのではもったいないという事でいくつかのワイナリーも訪問・見学させて頂くことになりました。

今回はその模様をお送りします。



ワイナリー訪問(Creation farm編)



先ずは蔵出しワインバーに行く前に韮崎エリアの新興ワイナリーを2ヶ所訪問しました。

最初はCreation farmと言う昨年から自家醸造を開始した出来たて?なワイナリー、畑でご挨拶してそこから醸造所に移動してお話を聞きます。
※詳細は動画で配信します、youtubeの方をご覧ください。

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定年退職を機にこちらに移住して本格的にワイン造りを始められたそう。

現在は0.5haの畑に甲州とマスカット・ベリーAを栽培されているとのこと、年間醸造量は2Klと言うのでボトル換算約3000本と言った所ですね。

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こちらがドメーヌのオーナーの中村さんです

施設は出来立てですからまだまだ真新しく、コンパクトながら清潔。

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昨年の2023ヴィンテージから酒造免許が下りたと言うことで自家醸造になった様です。

それまでは委託醸造を受けている「東夢(こちらのワイナリーにもご興味ある方はこちらへどうぞ)」で醸造してもらっていた様です。

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ワインは4種類(ベリーAと甲州のタンク熟成と樽熟成2種ずつ)と言う事で今回はベリーAの樽熟を買ってみました。

しばらく落ち着かせた後飲んでみて感想を書きたいと思います。

醸造施設を出たところの景色も素晴らしく、なんかうらやましさも感じます。

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時間を割いていただいたお礼を言って次のワイナリーへ。







ワイナリー訪問(ドメーヌ茅ヶ岳編)



もう一つ韮崎エリアのワイナリーにお邪魔します。

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こちらは「ドメーヌ茅ヶ岳(かやがたけ)」と言うこちらも新興のワイナリー。

こちらはご実家がブドウ農家という事もあって元々ブドウ栽培の下地はありそうです。

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ですがこちらもワイナリーのオーナーは普通の会社員を辞めてこの世界に飛び込んだそうです。

現在年間生産量は同じく2Kl、ボトル約3000本の生産。

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こちらがドメーヌのオーナーの安部さんです

こちらは最近ながら自家醸造を既にしているのでいくつかのワインを試飲させていただけました。

通常的に試飲と販売をできているのは、甲州とベリーA、それにノンアルコールのぶどうジュースのようです。

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ドメーヌ茅ヶ岳さんの現在の栽培品種は甲州・ベリーA・メルローの3種類。

栽培と収穫の判断は、山梨大学と共同研究(?)で考えたそうで、積算温度による糖度・リンゴ酸・フラネオール(あのベリーA特有のキャンディ香)の量を換算して収穫を決めるというもののよう。

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フラネオールが多くなることであの甘やかなキャンディ香が強くなるらしいですが、それを逆手に取り、面白い試みをしています。

その面白い試みというのは、ベリーAがノーマルとリッチの2種類が存在している事。

それもタンク熟成と樽熟成という区分けではなく、ノーマル醸造と人工的にパッシートの様に果実をやや干し葡萄状態にして濃縮させ、糖度やアルコール度がベリーAでは想像のつかない高さにしているものを扱っている点。

両方試飲させて頂きましたが、両方樽熟成しているのでノーマルもベリーAにしては豊かな感じですがリッチは更に豊潤でパワフルなのに甘やかな香りが失われていない面白い感じに仕上がっていました。

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この写真のようにかなり濃い色調のベリーAになっていて、味わいもただ甘ったるい感じではなく、ベリーAがここまで深み出るものなの?って感じの強さを持って出来上がっていました。

リッチには更に1樽だけアメリカのバーボン樽で熟成させて作るものもあり、飲ませていただくとこれが良い深みを出して美味しかったです。

販売する分までは無いと言うことで今回残念ながら購入できませんでしたが、売っている所も聞いたので後日買いに行きたいと思います。

で、この2つを訪問後『春の蔵出しワインバー2024』を経て勝沼地区のワイナリーを一つ訪問しましたのでこちらのワイナリーの模様を先にお送りいたします。







ワイナリー訪問(北野路醸造編)



この北野路醸造は新興ワイナリーではなく、かなり歴史のある感じのワイナリーです。

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でもこの地区でまだ訪問してないところがあったのは嬉しいやらびっくりやら。

中に入ってお話を伺うと、かなり丁寧に栽培と醸造をされている感じ。

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品種は甲州とベリーAがやはりメインの様ですが、カベソーやメルロー、シャルドネなどの国際品種も栽培、醸造されていてバラエティに富んだワイン作りをしています。

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シャルドネの畑も見せていただきましたが、こちらは垣根仕立てでしかもそこそこの古木(大体植えてからの樹齢が30〜40年だそう)

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シャルドネには日本らしいレインカットの痕がありますが、現在は使っていないそうです。

甲州の畑はやはり棚仕立てですね。

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お話を伺った後は試飲です。

今回試飲させていただいたのは

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甲州・シュール・リー

薫風香(白)

サンセミヨン

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薫風香(赤)

カベルネ・ソーヴィニヨン

の5つ。

甲州はらしくでしゃばらないタイプで普通に和食などのいつもの食事に合わせられそう。

薫風香は甲州にシャルドネとサンセミヨンをアッサンブラージュしていてその分果実味や深みを増した感じ。

良い感じに甲州の足りない所を補っていますね。

サンセミヨンは甘口ですが、甘過ぎずベトつかない爽やかな甘さが甘口が苦手な私達も美味しいと感じるテイストで良い出来です。

薫風香(赤)はベリーAにメルロー、カベソーをアッサンブラージュ、なので甘やかさに少しだけ骨太さが加わり飲み飽きなくしたのは良い感じです。

最後にカベルネ・ソーヴィニヨンのバックヴィンテージ2013。

日本らしいカベルネで濃さはそれほどではないものの、メルローのような土っぽさも感じられ赤のパワフルさが苦手な人にはとっつきやすい仕上がりになっています。

それでいて、10年ちょっと熟成させたことによる深みとまろやかさが形成され、このレベルの日本ワインで3,000円台(3,500円でした)で売っているのはかなり薄利で営業努力をされているような気がします。

こちらで甲州と熟成カベルネを購入し、訪問のお礼をしてこの日の訪問はすべて終了。

今回3つもお初のワイナリーに訪問することができ、しかも久しぶりの蔵出しワインバーも行くことができて満足の一日でした。

ということで後半は『春の蔵出しワインバー2024』の模様をお届けします。






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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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