シャトー・ベルビュー訪問記

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こんにちは。
冬休みにアップしようと思っていたのですが、元旦から能登地震、2日には羽田空港で航空機事故とそれどころじゃない事件が立て続けに起きてしまいそれどころじゃなかったので延期してました。
震災に遭われた方々の無事を祈りつつ再開したいと思います。




結婚30周年記念旅行(コロナ禍の影響で本当は32周年記念)として夫婦でフランスを旅行してきました。

とても楽しい旅行でしたし、目的はほぼワイナリー巡りでした。

大小のワイナリー、トータル17軒を巡らせてもらい、そのワイナリーの特徴など色んな事を勉強させて貰いました。


と言うわけで今回は2番目に訪問した「Château Bellevue(シャトー・ベルビュー)」編です。

※ワイナリー巡り以外の旅行記はこちらをご覧ください。

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シャトー・ベルビュー訪問記



「Château Bellevue」はボルドーのサンテミリオン地区のグラン・クリュ・クラッセに認定されたシャトーです。
訪問したのには日曜日だったため、普通には訪問できるところがほとんど無かったため、現地シャトー訪問ツアーを申し込んで行ったシャトーなんです。
なので自分で訪問依頼していない場所ではあるのですが、そう言うのもアリかな?って申し込みました。
※英語ヒアリングできる方は英語ガイドの方が安いです。日本語ガイドのツアーは比べるとちょっとお高めです。
出発地のボルドー中心街から車で50分弱、サンテミリオン西外れの方にシャトーは存在します。
畑は南向きと西向きの斜面に展開していて陽当たりも良さそうな感じ。

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150年ほど前にこのシャトーが売り出された時、アンジェリュスが欲しがったと言うエピソードがあるほど畑の立地は良かったようです。
今回はこちらの方をお邪魔しました。
ツアーのガイドさんがそのままシャトーの説明を始めましたので、ガイドさん自体このシャトーで働いている方なのかもしれません。
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先ずは発酵場に入ります。
こちらの発酵はセメントタンクでの発酵、セパージュはほぼメルロー、年によってほんの少しカベルネ・フランをアッサンブラージュするようです。(2013ヴィンテージよりメルロー100%の醸造らしいです)

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旧式な感じのセメントタンクですが、発酵温度管理はコンピュータで0.1℃単位で管理しているそう。
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こんな感じの制御器が温度コントロールしていました。
ワイナリー規模は畑面積が3haなのでそれほど大きくなく、年産約20,000ボトルだそうです。
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カーヴに移動してお話を伺います。
カーヴは地下に降りずそのまま裏の丘をくり抜いた形で作られています。
なかなかカーヴも歴史があります。
それもそのはず、元々はここ17世紀頃にはシャトーがあったようです。
ただ規模自体はそれほどではなく、カーヴの奥行きも大きくはありません。
ここでの樽熟成期間は16〜20ヶ月で年により違い、見た感じも新樽率は高くはなさそうです。
位置的に発酵蔵の方が低い位置にあるのでフォークリフトとかの無い昔はカーヴに樽を運ぶのも大変だったろうな?と思う位置関係。
一通り発酵や醸造、熟成のお話を伺ってシャトーの方に移動してデギュスタシオンです。







Château Bellevue試飲編



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試飲室はなかなか落ち着いた雰囲気、ソファなどでゆったりと座って試飲します。
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今回試飲予定だったのは赤5種類。
先ずはシャトー・ベルビューの関連シャトー、ラランド・ド・ポムロール地区のクロ・デ・ガルヴェス2016と、2018から。
2年しか変わらないけどかなり良い2ヴィンテージだからか、どちらもかなり若々しいイメージ。
タンニンに多少の細かさはあるものの、これから大分セラーで寝かせてから飲むようになるくらいヤンチャな感じでした。
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3種目はポムロールのシャトー・ラ・ルネッサンス2017
こちらはさっきよりも落ち着いた感じで柔らかみを感じます。
しかし果実味とタンニン、酸味はしっかりしていて、早飲みでもゆっくり熟成させてもどちらでも楽しめるような感じのワインでした。
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4種目と5種目はここのシャトー・ベルビュー2013と2017。
これだけヴィンテージが変わってくるとその味わいにも変化を感じます。
2013の方は大分こなれて来ていて、タンニンもかなり柔らかくスムーズになっています。
しかし果実味はまだ残っていますが、早いですが今そのバランスが楽しめるピークの時期に入っているように感じます。
ただこの美味しい時はもって後5年かな?なんて感じもするのですが。
比べて2017はまだまだ若々しく少し尖ったイメージを受けます。
面白いことに、参加者も意見が分かれて、「落ち着いた感じの2013がいい」「いや、この若々しく果実味がたっぷり残ってる2017がいい」と人の好みによって分かれました。

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まあ当たり前なんですが、色々と他の参加者の方に自分の意見を聞かれたりして、「あら、そういう好みだと私の主人と友達になれそうね笑」なんて和気藹々とデギュスタシオンは進みました。
試飲が終わると気に入ったワインは購入できるのですが、内心は「もう少し長期熟成の効くヴィンテージを売って欲しかったな」と思ってしまいました。

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ファーストラベルは2017にしてもバックヴィンテージの2013にしてもさほど良い年・評価ではなく、しかも為替レートからすると日本のネット販売とほぼ変わらない値段。

売れ残ってしまったヴィンテージをここぞと売り込んだ様なイメージを持ってしまいます。

どちらかでも良いヴィンテージにする(こうする事で「うちは厳しい年でも美味しく作っていますよ」という宣伝にもなる。ただし厳しい年でも美味しく作っていれば、の話なんですが)か、もしくは値段的に現地で買うお得さがないとダメなんじゃない?って思ってしまいました。

税金還付の説明もなかったしね。

とまあちょっと厳しい事も言いましたが、おおむね楽しめたので良しとしましょう。

この日はこの1軒の訪問だけなので、サンテミリオンはまた後日もう一度訪問します。


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