中部地方ワイナリー巡り まるき葡萄酒(ワイナリー)編

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こんにちは。
こちらのブログでも書いたように、先日旅行で色んなワイナリーも巡ってきました。
なかなか行きたくても行けなかったワイナリーやその地域のワイナリー訪問した後新しく開業された新興ワイナリーなど、興味を惹かれたワイナリーを訪問してきました。
今回の旅行で訪問したワイナリーは
御殿場高原ワイン
votanoワイナリー
111ヴィンヤード
Belly Beads Winery
小布施ワイナリー
カンティーナ・リエゾー
マルキ葡萄酒
山梨ワイン村
東夢ワイナリー
です。それでは訪問順に訪問記録して行きたいと思います。
ですので今回は6つめのまるきワイナリー編です。
※ワイナリー巡り以外の旅行記はこちらをご覧ください。







山梨県「まるきワイナリー」訪問記



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さて旅行最終日は八ヶ岳からさらに自宅方向へ向かい勝沼市に行きました。
この日はこの地区(山梨県勝沼地区)のワインツーリズム開催日という事で結構な人出が見込まれた様です。
そんな中、山梨県のワイナリー紹介動画はここから始めたいと思っていた場所がありました。
※実はここのワイナリーツアーを申し込んだらワインツーリズム開催日だということを知りまして、この日は予約無しでワイナリーツアーをしてくれるという事だったのです。
という事で先ずはまるき葡萄酒に到着です。
時間的にはオープンしたて、でいつもは入り口入って奥に試飲スペースがありますが、今回は2階に上がって大きなデッキテラスの場所に試飲スペースが作られていました。(が、ちょっと心配なのは良く陽が当たる場所なので光と温度での劣化が怖いかな?まあこの1日だけだから良いのか?)

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で、ワイナリーツアーは人が揃ったら随時行うという事だったので参加したい旨伝えて試飲でもしようかな?と思ったら私達夫婦だけで早速ワイナリーツアーをしてくれることに!いや、とてもありがたいですが、良いのかな?
動画の方で紹介していきますが、このワイナリー、実は『日本最古のワイナリー』という事らしく、それもあって山梨県のワイナリー紹介動画は日本最古のワイナリーから始めようと思ったわけです。
でも古さにだけ頼っているわけでも無く、現在も良いワインを作ろうと発酵タンクやなんかは昭和の時代の古いものでしたがきちんと手入れをして、さらには新しい設備も入れ頑張られていましたね。
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こちらが新しいステンレスタンク、こういった新しいものがある一方、奥の方にはホーロー製の発酵タンクなどもあります。

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よく見ると、なんとこちらのタンク製造が昭和30年代!!私よりも年上で(笑)タンク一つとっても歴史を感じさせます。

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続いて奥の樽熟成庫へ。

こちらは温度管理もしっかりしているし、何よりきれいで一見したらイメージ的にはグロ・フレール・エ・スールの樽熟成庫を連想しちゃいました。※グロ・フレール・エ・スールのお話はこちらをご覧ください。

その中にはほんの少しだけですが、ピュピトーレもあり、瓶内二次発酵でスパークリングも少量作っているそうです。

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そしてこの後はワイナリー周辺にある自社畑の見学です。

カベソーなどは垣根仕立て、で、甲州はやはりの棚仕立てです。

でもその棚仕立ての中には、なんと羊が飼われています!この羊ただ飼っているだけじゃなく、自然の「除草」の役目を担っているそう。

そして草を食べて糞をすればそれがブドウの木の肥料になり、いわゆる自然循環の環境保護にも役立つということのようです。

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本当ならほかの畑も行かせたいようですが、垣根仕立ての畑だと、ブドウまで食べられてしまうのでなかなか難しいようです。

よってヒツジが飼えるのは棚仕立ての甲州とベリーAのみのようです。

ちなみにこの羊、はるばる千葉県の“マザー牧場”から出張しているそう。

なんでもまるき葡萄酒さんがマザー牧場にワインを卸している縁からなのだそう。

畑を見た後は瓶熟成庫も見せて頂きましたが、山梨県のワイナリーって何故か長期熟成する時に“一升瓶”を使って熟成させるものなんでしょうか?
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↑このように見える瓶の多くは一升瓶です。

同じ様にサドヤさんも一升瓶で長期熟成していましたからね。
確かにボトルよりマグナムとかの方が長期間熟成に適しているし、理に適っているとは思いますね。
商品としてそれだけしっかりした熟成ボトルを見かけないけど発売されているのでしょうか?
見つけたら買ってみたいですね。
(今回かなりの種類売っていましたが長期熟成物はなかったので、ただしオンラインショップではその長期熟成ワインを販売しているようです)

熟成庫の入り口には試飲スペースのようなところがあり、そこにはこのワイナリーのエチケットの変遷が分かるようなサンプルが置かれていました。

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こちらが開業当初の最初の頃のエチケット

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こちらが現在のエチケットと時代ごとに分かれていました

最後に試験的に発酵させてワインを作っているものを見せていただきました。

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こちら実は甲州を木樽で果皮ごと発酵させた、いわゆるオレンジワインです。

まるきさんでは今までオレンジワインは作ったことがなく、試験的に3樽ほど果皮浸漬発酵させたオレンジワインをなんと天然酵母で作っているとのこと。

試験的に作るからこそ天然酵母なのかもしれませんが、商品化してもその方法でやってみてもらいたいなーなんて思ってしまいました。







山梨県「まるきワイナリー」試飲編



見学終了後、テラスに戻って試飲再開。

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1番多いのは地元民が気兼ねなく飲める、いわゆる「ガブガブ系」が多いみたいですが、その中でもしっかりとした造りのワインもあって、色んな客のニーズを満たそうとされているのが分かりました。
やはり私としてはしっかり系が好きなので、樽熟させた甲斐ノワール2014とちょっと熟成したもの(試飲したらなかなかのものでした)
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上の写真のがまるきさんのフラッグシップといえる「レゾン」と「ラ・フィーユ」シリーズです。

よく出来たブラッククイーンはブラインドで飲んだらメルローと間違える位の物ですが、そこにカベソーを掛け合わせて作るので単一品種でありながらボルドーっぽいテクスチャーを作れる面白い品種な気がします。
ただこれをプレミアム系に作るワイナリーってあまり多くない気がします。
同じ様に甲斐ノワールで手の出し易い価格でと言うと、ホンジョーワインのを飲んだことがありますね。
それとラベル不良(と言っても全く気にならない程度でしたが)で安く売り出されていた訳アリ品の「いろグラン甲州」を購入して、更にこの試飲に合わせておつまみ(?)として出されていたワイナリーオリジナルの「燻製たくあん」、これが食べてみたら美味しいのですよ。
これらを買ってワイナリーを後にしました。
色んな質問なんかもワイナリーツアーの中でさせてもらったのですが、的確にお答えいただき従業員の皆さんがしっかりとした知識と技術を持ってワイン造りをされているんだろうなと思いました。
※この辺りは良かったら動画配信でご覧ください。
と言うわけで2件目のワイナリーに移動します。



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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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