長野県ワイナリー巡り アルカンヴィーニュ編

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こんにちは。

先週末に今まで我慢していた旅行に行ってきました。

ずうっと我慢を強いられていましたし、宿泊は県境越えて群馬県(関東ブロック宿泊割が使えるため)にしたので少し割引もあって助かりましたね。

旅程的には初日だけワイナリー訪問に費やしただけなので今回は3か所と少ないですが、まあ他にもやりたい事もあったので仕方ないかな?と思います。

今回の旅行で訪問したワイナリーは以下の通りです。




の3つでした。

どれもが趣や目指すものが違うワイナリーですし、色々と楽しく回らせていただきました。

と言うわけで今回は1番目に訪問した「アルカンヴィーニュ」さん編です。

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※ワイナリー巡り以外の旅行記はこちらをご覧ください。







「アルカンヴィーニュ」は千曲川ワインバレー発展を目指したワイナリー



こちらのワイナリー、実は前から興味がありました。

なぜかと言うと、ここは「日本ワイン農業研究所」と言うものを併設していて、『ワイナリーを開業したい!』と言う方々を育てる事もしているらしいのです。

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同じ様なワイナリーとしては、以前訪問した新潟県の「カーヴドッチワイナリー」とスタンス的には似ているのかな?と思います。

兄弟ワイナリーとして「ヴィラディストワイナリー」があり、こことの関係性としては私も勘違いしていて、アルカンヴィーニュがヴィラディストを最初に育てたと思っていたのですが、全く逆で“ヴィラディストが新しくワイナリーを作りたい人達のために育成機関と共に作られたワイナリーがアルカンヴィーニュ”だったと言う事のようです。

なので千曲川ワインバレーを発展というか、ワイン特区として盛り上げよう!というものを目指しているのはとても理解できます。

ご挨拶をしてワイナリーの方に説明いただきながら見せていただきます。

日本ワイン農業研究所を併設というだけあって、しっかりとした研修ルーム(教室?)のようなスペースもあり、30人くらいが一気に学習できるようになっています。

その奥、教室を抜けるとテラスに出ますが、そこからは千曲川ワインバレーを見下ろすようにいい景色が現れます。

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それもそのはず標高900m超えでほぼ一番高いところにこのワイナリーはあるのです。

そちらでお話を伺った後、醸造施設の方に降りていきそちらで説明を受けます。

このワイナリー、新規のワイナリー設立を補助する事をしているため、まだ醸造設備の整っていないワイナリーから委託を受けて醸造を行うこともやっているそう。

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そういえば新興ワイナリーでは設備が整うまでどこかで委託醸造してもらうなんてのはよくあることのようです。

こちらも醸造施設の中には熟成樽が奥に結構あったのですが、そのほとんどが委託醸造で使っているのもらしい。

※なにせこちらのワイナリーでは1つのキュヴェを除き樽熟成を行っていません。

醸造も委託元から細かいオーダーを受けワイナリーの希望に沿った醸造を行っているそう。

天然酵母で醸造してほしいと言われたら天然酵母のメリット・デメリットをきちんと説明してそれでもやって欲しいという所にはそれに応えて天然酵母で醸造したりもするそうです。

近隣の千曲川地区だけでなく、他県のワイナリーからも委託を受けているそうで、その割にプレス機や除梗機などそんなに大きくないものしかないのですが、上手く収穫などをずらしてスケジュールが詰まらないようにコントロールしているそうです。

それでも混みあうときは早朝から晩までプレス機とかが稼働しっぱなしになるのだそうです。

そして気になったのはピュピトーレ。

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これがあるということは瓶内二次発酵でスパークリングワインを作っているということです。

種類は少ないですが、しっかりと瓶内二次で泡を作っているところなんかはとても好感が持てます。

そして今の時期、瓶詰めの時期らしくこれからワインを充てんするための瓶が山のように積まれていました。

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この写真の右にもありますが、こんなもんじゃない、6~7倍分の瓶がありましたよ。

そしてお話を伺った後は試飲です。

こちらでは試飲にも2種類(2種500円と5種1000円)ありますが、私たちがお願いしたのは「5種1000円」というコース(白2種、赤3種)。

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白はシャルドネ100%と竜眼70%、シャルドネ30%というセパージュのワインの2種。

赤はメルロー&ブラッククイーン、メルロー(ステンタンク熟成)とメルロー(樽熟成)の3種類。

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こちらのワイナリーのスタンスである、「気軽に飲める価格のワインで高品質なものを」という姿勢がとてもよく表れています。

竜眼が入っている白はリンゴの香りが強く、最初「シードルもここで作っているからかな?」なんて思ったほど、ただ単に竜眼のアロマだっただけなんですが。

そして樽熟したメルローも樽香をがっちりつけることはせず、あくまでもテイストに厚みとボリュームを持たせるようにしただけの控えめな樽香。

これはこれでとっつきやすいし、アリだと思う。特に樽香が強くついていないといけないと高級じゃないと思っているようなワインが時々ありますが、他のアロマやテイストを覆い隠すまでしてしまうこともあるのでそれをしないだけきちんと果実味と向き合っているかな?と思いましたところが好感が持てます。

日本ワインの価格が高いという所を何とか折り合いをつけようと努力されている感じがあるところもいいですよね。

このスタンスで今までいいなと思えたのは、富山県の「ホーライサンワイナリー」ですかね?

また一ついいなと思えるワイナリーだったなと思いました。

こちらの見学&試飲を終え、気に入ったワインを購入し次のワイナリーに向かいます。






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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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