こんにちは。
昨日から初の山陰・中国・四国地方のワイナリーシリーズを出しております。
今回の旅行で8カ所ほどワイナリーも巡った訳ですが、初回からちょっと辛口な紹介になってしまった事に反省。
私自身は、本気で日本のワイナリーを応援したい気持ちの方が強いので出来る限り良い所を見つけて報告したいなと思っています。
今回のワイナリーはどちらかと言えば新興のワイナリーですので、ワイナリーの方々のスタンスによって良い・悪いは出て来るところでしょう。
と言う事で今回は旅行2日目の岡山県で訪問したワイナリーのお話をしたいと思います。
岡山県のdomaine tettaに訪問しました
ひるぜんワイナリーを訪問後、下道を延々と走り途中ショートカットルートなのか、もの凄い狭い峠道(ガードレールも無い所が多かったので、コースアウトは即お陀仏?になる様な危険な道でした)お昼過ぎにドメーヌtettaに到着。
こちらは規模が小さいながらレストラン(カフェ)併設と言う事でお昼時と言うこともあって食事のお客さんで賑わっていました。
カフェの中から醸造所の様子が伺う事ができる様になっていて、ちょうど発酵タンクの上からピジャージュしていました。
カフェはテラス席もあり、そこからは畑が一望できるので、こちらでテイスティングさせて頂くことにしました。
テイスティングセットは最初白・ロゼ・赤の各一種。
白のシャルドネはスッキリの爽やか系。
ほとんど樽香は感じなかったので樽貯蔵なしのタイプ?
結構な山の中なのに潮っけがあって(シュール・リーらしい)シャルドネの中庸ながらふくよかな果実味が出ていて美味しかったです。
ロゼはかなりの品種を使っている、いわばマルサンぶどう酒の若尾果樹園と同じスタイル。
20種類ほどの、単品では仕込めない量のブドウを使いマセラシオン・カルボニックで醸したロゼワインの様です。
甘やかな香りがありますがテイストはしっかりドライ。
面白いワインだと思います。
赤の品種はメルロー。
メルローにしては明るめの色調(これは日の光の下だからかもしれませんが)で、香りはなんとなく桔梗が原のメルローに近い感じがします。
意外とタンニンは滑らかで粗さはありません。
どちらかと言えば上品な感じですが、酸が綺麗にきちんとしていて骨格がしっかりしてるなと言う感じ。
そうそう、テイスティングをしている時に先ほどピジャージュをしていた醸造担当の方(片寄さん)がお話をしに来てくださいました。
片寄さんはソムリエとしてフランスに渡り、その後ワイン造りの為にシャンパーニュなどで働き日本に帰ってきてからこの哲多の土壌に惚れ込んだとのこと。
色々なお話を聞いていて、とても気になったのは「今ここで一番良いのはベリーA」と言う事。
しかもベリーAに関しては、メゾン・ルー・デュモンの仲田氏、世界ソムリエコンクールで日本代表だった石田ソムリエなどが「とても良い」と褒めてくれたそう。
実は売り物ではない分がある様で、お話の後片寄さんがベリーAをテイスティングさせてくれました。
香りは確かにベリーAですが、他のワイナリーにない、“深み”的な香りとテイストがあり、確かに出来が良いと言われるだけの事はあると思います。
残念ながらベリーAは販売分が売り切れと言う事でしたが、新ヴィンテージがそろそろ発売となるとの事、それを楽しみに待ってみようかな?
片寄さんのお話によると、ベリーAで作ったペティヤン・ロゼでもその片鱗はしっかり感じられますよ、という事なのでそれとやっぱりこの地質でのピノ・ノワールがどんな感じなのか?ブルゴーニュと同じ様な石灰岩地質なのでどうしても確認してみたくて、ロゼながらピノ・ノワールを購入。
畑の雨除け、いわゆるフランスなどだったらAOCを名乗れなくなる事になりますが、何故これを行うのか?と聞いたのですが、「フランスと違い雨の量が倍降るから」と言う事。
倍の量雨が降ると言う事は、それだけ果実が水膨れしてしまう可能性があり、もしそうなったら果実味まで薄れてしまうから、とのこと。
この辺は日本オリジナルの対策と言う事なのでしょう。
tettaのシンボル、パンダとうちの子の2ショット
ワインに関しては、購入したワインのこちらも後日落ち着いたところを見計らって飲んでみたいと思います。
関連記事
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考になったり、気に入っていただけたらこちらで応援お願いいたします

にほんブログ村
ワインブログの一覧はこちら
losの日常生活のブログはこちら
※このブログはまだワインを事業としていない私個人の雑感を含んでおります。
ですのでプロの方とは違うイメージになることもありますがご了承ください。
運営者 los
何かご意見等ございましたら以下までお願いします。
運営者 los
この記事へのコメント