こんにちは。
台風19号の影響で大きな爪痕が残っている千曲川周辺ですが、浸水被害が無い地域も橋が流されてしまったりと、何かしかの被害が出ている様です。
ニュースによると、“100年に一度”の浸水害だと言うところもありますので、本当に滅多に無い災害なのでしょう。
一日も早く復旧出来ることを心から祈っております。
さてその復旧の最中で心苦しいのですが、被害が少なかったからか、対応して頂けたワイナリーがありましたので、書こうか悩みましたが少しでも復興のための売り上げに貢献できれば、と言う思いからこちらのお話をさせて頂きたいと思います。
cave hatano
近年、ワイナリーの増えているこの地域ですが、その中で「まだ出来立ての新しいワイナリー」と「この地域で以前からワインを造っているワイナリー」の2つを訪問して来ました。
その内の新しいワイナリーがこちら。
cave hatanoです。
大きさ的には醸造所兼販売所の建屋が一つの正に「ガレージワイナリー」と言った感じ。
ご主人が発酵作業で忙しい中対応してくれました。
ただ、販売所には生産量の都合でほとんどのワインが売り切れとなっていました。
特にシャルドネを使った白は、ワイナリーもかなり自信を持っているらしく、熱くこの土地がいかにシャルドネの栽培に向いているかを語っていただきました。
そこまで言われると購入してテイスティングしてみたくなる所ですが、試飲のワインも無く、販売所でカフェをされているらしい(写真撮るのを忘れてしまった)のですが、今は醸造で忙しくてカフェまで手が回らないと言う事でやっていないそうです。
カフェが営業している時は試飲用というわけでは無いらしいですが、ワイナリーのワインをグラスで飲む事ができるそうです。
まあ初ヴィンテージが今回の2017という事もあって、生産量が少なく売り切れなのは致し方ない事ですし、私はどちらかと言えば赤好きなので主力のメルローが残っているという事でメルローを購入。
2018ヴィンテージという事で2年くらいは寝かせてからの判断になると思いますが、その時にはテイスティングコメントしたいと思います。
はすみふぁーむ&ワイナリー
もう1ヶ所はここ千曲川ワインバレー地区でも古参のワイナリーの一つ、はすみふぁーむ&ワイナリーにお邪魔しました。
この地区の古参というと、後は最古のヴィラディストワイナリーとリュードヴァンでしょうが、はすみふぁーむさんにしたのにはちょっとした訳があります。
その辺は後ほどお話しするとして、中に入ってみましょう。
販売店はこじんまりとした感じ。
この地区で古参の一つとは言え規模的にはガレージワイナリーと言っても差し支えないほどの大きさです。
ただ、ワイン生産量は契約農家からのぶどうもある事で意外と種類はあります。
巨峰、ベリーA、ピノノワール、メルロー、甲州、シャルドネ、コンコード、ナイアガラ等がありました。
自社農場で栽培しているのは、甲州、シャルドネ、ピノノワール、メルローの様ですがね。
ついでに畑や醸造施設の見学もさせてくれました。
ワイナリーの目の前にある畑はシャルドネとピノノワールだそうです。
栽培方法は垣根仕立てのコルドン・サンプルの様です。
木の間隔は1mほど、面白かったのは、畑が小さいからか、畑を一面グルっと電線で囲って夜間は電気を流しているそうです。
これはぶどうが熟してくると“ハクビシン”が食べ荒らしに来てしまうのを防ぐ為に囲っているそうです。
畑を見た後は醸造施設を見学します。
と言っても販売所の裏(表通り沿い)が醸造所になっており、そちらを開けて見せてくれました。
ちょうどメルローが収穫されている様で、写真の様にいくつかのカゴに収穫されたメルローが入っていました。
メルローは糖度が20超えているらしく、一つ食べさせて頂きましたが、とても甘くて種のタンニンがしっかりしていてリコリスの感じが少しあったのでほぼ完熟している様な感じでした。
一応除梗機があって、茎は取るらしいのですが、完全除梗ではなく、3割ほどは茎を入れているそうです。
そうすると軽過ぎず適度にタンニン分のしっかりしたものができそうですね。
見学をした後、販売所に戻ってワインを購入しました。
![]() | はすみふぁーむ ナイアガラ・ドライ 750ml 白ワイン 辛口 日本ワイン 長野 国産 価格:1,833円 |

ヌーヴォーとしての微泡が3種類ほど(巨峰、ナイアガラ、コンコード)あったので、お試しにナイアガラのヌーヴォーとフラッグシップの一つ、千曲川ワインバレーシリーズのピノ・ノワールを購入しました。
![]() | 価格:4,063円 |
直ぐに飲めるのはナイアガラヌーヴォーですが、これで判断できるのかは難しい所でしょうね。
そうそう、何故はすみふぁーむさんに行ったのか?ですが、日本ワインなのにフラッグシップワインでさえまだ購入し易い価格での販売をしているということが挙げられます。
私自身は日本のワイナリー、ワインを応援したい気持ちがあっても、結構な値段していたら、多くの人が「だったらフランスやイタリア、他のニューワールドの銘醸地のワインを買うな」という意見が出てしまいかねないからです。
もちろん人件費など日本の場合他の国に比べて高いと思いますが、買い易い値段で美味しいワインを造っていたらさらに応援したい気持ちが強くなるというもの。
どうしてもガレージワイナリーは試飲できないところが多いのですが、以前それで痛い目を見たワイナリーもあったのでできたら代表的なワインだけでも試飲出来たら嬉しいですね。
今回は帰りの道(上信越道が通行止めの為碓氷バイパスを通らなければいけない)という問題があったので訪問は2か所だけにしました。
また次回の時に他のワイナリーも巡ってみたいと思います。
どんなワインなのか楽しみに寝かせたいと思います。
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