こんばんは。
こちらでも書いているように、午後に山梨旅行から帰ってきました。
そう、金~日まで山梨県甲府駅で『春の蔵出しワインバー』をやっていたのでそれに行くためです。
ですが、それだけで山梨に行くにはもったいないと言う事でいつも“完全下戸”の弟が運転してくれ(超感謝!)て、いくつかのワイナリーを巡ってから甲府駅に向かっています。
と言う事で、今回は『春の蔵出しワインバー』に向かうまでのワイナリー巡りのお話です。
マルサン葡萄酒
この日最初に行ったのが、マルサンワイナリーでした。
こちらのワイナリーでは、ちょうどこの日「ワインツーリズム」開催日だったようで、大勢の参加者がこのワイナリーにも訪れていました。
このツーリズムが開催されていたおかげで私たちもご相伴にあずかることができていつもより多くのワインを試飲できてラッキーだったです。
いつもであれば試飲させていないワインも出してくれているようで、マルサン葡萄酒さんも合計9種類のワインを試飲させてくださっていました。
中には写真にある通り、「この日発売開始」というワインもあったりして、楽しめました。
こちらのワイナリーは辛口一筋で、甘口のワインは作っていないそうですので、私たちにとってはとても助かるワイナリーです。
この巨峰の辛口なんて、同じ地区にある『東夢』でしか飲んだことなかったのですが、他にもあったことが驚き(だって、巨峰だと甘みが強いためどうしても甘口ワインをつくりがち)だし、面白い味わいでした。
その中でもこの写真にもある“岩尾果樹園”なるロゼワインは、20種類ものブドウをアッサンブラージュしているらしく、確かに香りをとっても何の品種なんだか判断付きませんでした。
![]() | マルサン葡萄酒 若尾果樹園 720ml 白ワイン ロゼワイン 辛口 日本ワイン 山梨 価格:2,160円 |
20種類ものブドウをアッサンブラージュする面白ワイン!

いやこれは面白い上に美味しいと言う事で、つい買ってみてしまいました。
というのも試飲した時に、「これは今度作ろうと思っているブイヤベースにとても合いそうだ」と思ったんですよね。
ただ、来週作るときにはまだ落ち着いていないと思うので、来週には南フランスのロゼを試そうと思っていますが、1か月ほど落ち着かせた後にブイヤベース作ったらぜひ合わせてみたいワインですね。
そしてこの試飲中にこのワイナリーの大女将さん(だと思うのです)が、暑いのにもかかわらず、きれいな和服姿でなんと「きゅうりの漬物」を来場者にサービスで出してくれていたのです。
それも多量に食べ放題で!
しかもなんとこの漬物が意外や意外、ここのワインに合うのですよ!これは驚きでした。
真面目に漬物とワインという組み合わせには驚きの発見でしたが、大女将さん曰く、「毎年好評でワインツーリズムで出している」そうなんです。
確かにあの意外な取り合わせに私もワインも漬物も両方を楽しく味わう事ができました。
ドメーヌ・ジン
さて、マルサン葡萄酒のデギュスタシオンを終えた後は、近くにあるお気に入りのワイナリー『東夢』に行こうと言う事になりました。
実は昨年ここを訪れた時に、「近所に新しいワイナリーが開く」と言う事をうかがっていたのでそれができたのでは?と言う事で行ってみたくなったのです。
実はこの前の週に弟が下見に行ったらしいのですが、“建屋はいくつかできていたがオープンした様子は見てとれなかった”と言う事だったので期待していなかったのですが、行ってみたらなんと、
こんなインスタント(by 段ボール
)の看板で新しいワイナリーもツーリズムに出展していました。

3つのワイナリーが並んでテントで出店しており、お話を伺いながら試飲することにしました。
一つ目はドメーヌ・ジンです。
こちらのワイナリーは甲州などのGIYamanashiとしての品種のほかにシラーやタナ、ヴィオニエなどのあまり日本で扱わない珍しい品種も扱っていました。
ただ、試飲できないワインは以前のお話でもしたように買う勇気が起きないので、とりあえずやめておきましたが、弟がシラーを買ってみた(弟の嫁さんにね)みたいなので後日一緒に飲んでみたいなと思いました。
こちらは写真のオーナーが脱サラしてブドウ栽培と醸造を始めたらしいのですが、醸造はまだ免許を取得していないからか、教えてもらっている「東夢」が委託されて醸造を行っているようです。
なので醸造免許取得してから自分なりのオリジナルのやり方を入れながら作っていくようですので、あと数年は東夢の醸造方法を継承しながらの造りになるのかな?
なので数年後自分だけの力でワインをつくるようになってからどうなるかが見てみたいワイナリーですね。
ヴィンヤード・キクシマ
こちらも新しくワイナリーを起こした3つのうちの一つです。
こう見ると、なんか新潟のワイナリー“カーヴ・ドッチ”と他4つのワイナリーの関係のような感じですね。
カーヴ・ドッチに当たるのが「東夢」で、そこから醸造技術や栽培技術、経営のノウハウを学んでワイナリーを近隣で起こすというやり方が同じですね。
とすると、ノーザンアルプスヴィンヤードのように独学で適当な造りをするわけではないと思うのである程度最初からしっかりと作れるようになるのかもしれませんね。
こちらでは、鳥居平の甲州、マスカット・ベリーA、カベルネ・ソーヴィニヨンの3つを醸造していましたが、やはり東夢が醸造しているからか、鳥居平の甲州が良い出来でした。
のでこの甲州を購入。
惜しむらくはヴィンテージが2018でしたが、2017があるともっと良かったなと思いました。
カーサ・ワタナベ
そして3つの内の最後の一つ、カーサ・ワタナベです。
こちらも今はまだ免許が無いので醸造は東夢が委託を受けてやっているようです。
ここの甲州は果皮を浸漬して少し私の好きなオレンジワインっぽいニュアンスを作っています。
これが逆に良い感じで、意外と深みを出しているのが良かったですね。
グリブドウである甲州は、私的には果皮浸漬で良い感じを出すことができると思うのです。
甲州で良くあるシュール・リーは、こちらも良いのだけど、ロワールのミュスカデに味と値段両方で勝てるモノが少ないので比較されたら難しいのですよね。
そう考えると新しい手法(手法自体は古いのですが)としてオレンジワイン化するのは良い方法だと思うのです。
と言う事でこちらも甲州を購入しました。
東夢ワイン
さてこれら3つの“親玉?”ともいえる東夢も寄ってみました。
というのもこちらの2014年のピノ・ノワールを熟成させているのですが、それの飲み頃がどのくらいになるのか?を相談したかったからです。
いくつか試飲もさせていただいたのですが、色んな話をさせていただき、今回は弟子の各ワインを購入したので予算を抑えるために購入はしなかったのですが、試飲するとやっぱりこちらのワイナリーは日本ワインとして良いレベルにあると思うのでその弟子のワイナリーも良い感じになるような気もします。

奥野田葡萄酒
そして昼食後向かった2つのワイナリーのうちの一つ、それがこの「奥野田葡萄酒」です。
こちらのワイナリーの試飲室は2階にあるのですが、階段には可愛く看板が立っています。
こんな感じです。
良く見ないと気づきませんが、こちらもツーリズムに参加しているようなのでこういったことをやっていたのかもしれませんがね。
で、階段を上がって試飲室の方はこんなおしゃれな小屋になっています。
訪問してみると、1セット500円で4種類が試飲できるようになっていました。
私もこのシステムで試飲しましたが、こちらのワイン飲んだことはなかったのですが、深みという面では物足りなさはあるものの、とっつきやすいレベルで、わかりやすいワインともいえるかと思います。
そして感心したのは、試飲担当してくれた若い女性の方。
ひょっとしたらこのワイナリーの娘さんなのかもしれませんが、醸造や味わいなどにもきちんと理解されていて、こちらの質問にもきちっと回答していただけるほどしっかりと自分の所のワイナリーのワインを知っていると言う事です。
これに関しては本当にワインを買うにあたって安心できる材料ですよね。
とても信頼できるワイナリーだなとも思えたのですが、あとできうるなら、スパークリングも試飲できればうちも購入の食指が動くのですが。
まあこちらのワイナリーはメインの目的である
『春の蔵出しワインバー』
に出展しているのでそちらで試飲(まあ有料ですがね)ができたので、そういったイベントででも飲めるならいいんですがね。
東晨洋酒
そして番外ですが、こちらは訪問していないところなのですが、今回あることがあってお話しいたします。
実はここのワイナリーも訪問してみたくって5日ほど前にHP経由で依頼メールを送った(訪問はメールで予約してくれとあったので)のですが、当日まで何にも返事無し。
返事が無いのでためらっていたのですが、行ってみると
「県外に行っているため留守にします」
とか書いてありました。
いや、だったら返事くらいしてくれよ。って思いましたね。
5日前に依頼メールしてんなら出かける前だと思うんですけどね。
そういう仕事していたら信頼を失ってしまう気もするんですけどね。
ちょっとショックなワイナリーの対応でした。
では気を取り直してメインの会場である甲府駅へ向かいます。
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