こんばんは。
やっと一息ついたので先日結婚記念日旅行で回ったワイナリーを順次お話ししていこうと思います。
まず行程からお話しすると、初日は桔梗ケ原ワインバレー&日本アルプスワインバレーを6件。
2日目に意外と移動時間に割かれてしまって、結局2つのワイナリーしか訪問できませんでした。
その中で桔梗ケ原ワインバレーと日本アルプスワインバレーの中で一番印象に残ったのは、
“VOTANO WINE”
でしたね。
とりあえずそれはメインディッシュにしておいて、以前やっぱり訪問したことのある、桔梗ケ原ワインバレーとしてメジャーな3つのワイナリーを紹介します。
五一ワイン編
さて、最初に訪問したのが『五一ワイン』です。
入口のワイン樽で作られたこの看板が良く知られていますね。
このワイナリーは畑を自由に見させてもらえます。
なので試飲等をする前に少し畑を見て回ます。
こんな感じのぶどう畑が先ほどの看板のあるハウスの裏手に広がっています。
ブルゴーニュやボルドーの格付けや1er cruの畑と違うのは、畑全体に傾斜が無い事。
ブルゴーニュの村名やレジオナルの畑(良く国道沿いからアルザスの方に向う側)なんかの等級の低い畑に状況が良く似ています。
まあ街中なので致し方のない事ですが、ちょうど雨が降った後だったのですが、水がはけなくて結構水たまりができていました。
(写真にも少しだけ写っていますね)
畑の一覧後こちら。
やっぱりこれだけ水はけが悪いと、ピノやシャルドネ、カベソーやフランも「棚仕立て」で栽培されています。
そうすると、一つの木を大きく育たせて多くの実を生らせるので、ブドウにテロワールも凝縮感もあまり感じないブドウになりやすい感じがするんですよね。
例として、安い甲州のワインなんかが結構これにあたるんですね。
さて、畑を見た後試飲のハウスに伺います。
以前この五一ワインは試飲する際に対応してくれる店員さんがちゃんと試飲グラスに注いでくれていたのですが、いつの間にか小さいプラカップでセルフで試飲するようになっていました。
そうすると、多くの人が試飲できるのでしょうが正直なところ、このワインのタイプやどう作られているか、など色々な情報は置いてきぼりにされてしまうのでちょっとワインラヴァーにとっては残念な変更になったような気もします。
五一ワインの熟成したメルローはとても良く出来ていて好きだったのですが、試飲できるのは下級キュベのみで上の方のキュベは何も飲めなくて、どういう風に最近は作られているか?など何もわからなかったので家族のお土産用にブドウジュースだけ買って後にしました。
信濃ワイン編
さて、続いていったのが
『信濃ワイン』
です。
入口はちょっと落ち着いた感じです。
他の2つ(五一&井筒)と比べると、ちょっと規模が小さいのかな?と言った構えになっています。
中に入ると、こちらは畑を見れるわけではないのですが、地下セラーを見学することができます。
そちらはかなり照明が暗くてスマホのカメラじゃ映らなかったので写真はありません。
かなり古いヴィンテージのワインなども保存されていて、飲めるのなら飲んでみたいですね、なんて言っても1950年代でしたもん。
面白そうですよね。
こちらの方もまあそれほど上級キュベの方の試飲は無くて、判断に迷うところですが、以前の五一ワインのようにグラスで試飲&きちんとワイナリーの方が対応されていたと言う事でワインについてのお話も聞くことができたのでこちらもお土産的な幹事ですが、ジュースではなくワインを購入して来ました。
結構色々な種類のワインが販売されているのですが、これだけの種類のブドウを栽培しているのでしょうかね?
それとも契約農家から購入したブドウも使っているのかな?と思っています。
こちらでもかなり種類がありますよね。
ここで一番興味があったのは、このワインを使って蒸留したブランデーですね。
ボトルは結構したのですが、小瓶販売もしていて(1000円)こちらをつい購入してしまいました。
井筒ワイン編
さてメジャーどころの最後は
『井筒ワイン』
です。

ここは以前来た時もプラカップでの自由試飲でした。
色々と興味あるワインもあるのですが、赤ワインまで冷蔵庫に保管しているし、「いつ開けたんだろう?」ってくらい低温と合わせて香りが取れない状況。
あれだと白は購入できても赤はどれが良いのか?って思えてなかなか選ぶことができませんでした。
加えて井筒ワインさんは駐車場がでかくて観光バスとかで試飲来たりするのでそうすると一気に人数が増えて自由試飲と言ってもままならないことになります。
私たちもちょうど大勢の人が来てしまって試飲がままならなくなってしまったので何も買えず(買わず)に出てきてしまいました。
一番の問題は試飲エリアにワイナリーの方は一人もいなくて「ワインの事を何にも気軽に聞けない」というのが一番購入するのに問題がありますよね。
お土産的なワインだけを売っているならそれでもいいのかもしれませんが、きちっと原産地呼称のしっかりしたワインを売っているのだから、説明できる人を試飲の所においていただいた方が良いと思うのですがね。
結構いいワンがあると思うのですが、そういうものは試飲できないし、何とかその辺りならないのかな?(まああれだけワインをただのお土産的な酒ととらえている人が多かったらガバガバ飲まれるだけだから難しいのでしょうね)
さて、桔梗ケ原ワインバレーのメジャーどころはこれで終了です。
桔梗ケ原ワインバレーメジャーワイナリーまとめ
これらの3つのワイナリーに共通することは、
「以前はお土産レベルなワインを作っていた」
そんなところから脱却してしっかりと良いワインをつくるようになってきた。と言う事。
なのですが、セールスプロモーションが弱いと言うか、
“良いワインを作っていますよ!”
と言う事をわかってもらうような事をしても良いんじゃないかな?と思いましたね。
そう言った意味では五一ワインのグラスで試飲からプラカップでのフリー試飲に変えたことで逆に手間がかからなくなった分販売所での売り上げは落ちているんじゃないかな?と思うのですが違うのかな?
私的には五一ワインは元に戻してほしいなと思うのですが、難しいのかな?
と言う事でメジャーどころ3か所の訪問記の後は、桔梗ケ原ワインバレーのガレージワイナリーである“VOTANO WINE”の訪問記に参ります。
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