こんにちは。
全国的に秋晴れの多い日となった今日は、ソムリエ&ワインエキスパート(シニアも含む)呼称資格認定試験の二次が行われました。
受験された皆様3月の申し込み開始からここまでお疲れ様でした。
ソムリエ資格においては、この後実技試験もありますが、一応区切りとなる様な気がします。
会長が田崎真也氏になってからと言うもの、年々難易度が上がっていると言われる試験になっていますが、今年はどんな品種が試験に出たのでしょう?
難易度が高くなったソムリエ&ワインエキスパート試験
一昨年くらいから基本6品種からの出題が少なくなって難易度が上がってきた二次試験です。
しかしながら、そうした事で難易度が上がり過ぎたのか?今年は意外と今までの基本6品種を主体に出題となったみたいですね。
なので今年はこんな品種とワイン以外のお酒が出題されたようです。
2018ソムリエ
番号 | 収穫年 | 生産国 | 主なぶどう品種 |
1 | 2016年 | アルゼンチン | Torrontés |
2 | 2016年 | フランス | Riesling |
3 | 2016年 | オーストラリア | Syrah(Shiraz) |
4 | マデイラ | ||
5 | カルヴァドス |
2018ワインエキスパート
番号 | 収穫年 | 生産国 | 主なぶどう品種 |
1 | 2016年 | ドイツ | Riesling |
2 | 2015年 | オーストラリア | Chardonnay |
3 | 2014年 | 日本 | Merlot |
4 | 2013年 | フランス | Grenache |
5 | ベネディクティン |
こんな感じだった様です。
ここから想像するのは、エキスパートよりソムリエの方が分かりやすかったかも知れないと言う事ですね。
何故かと言うと、トロンテスはちょっと安っぽい香水の香りで判別がつきやすく、トロンテスとなったらほぼアルゼンチンと言う事がわかってしまう。
リースリングはぺトロール香で直ぐにわかるので、他の香りを取ることができ、かつ酸味の強さでオールド・ニューワールドの判別がつくでしょうから、フランスかドイツか?で迷うくらい?
シラー(シラーズ)も特有のスパイス香の強さでオールドかニューワールドか判別が付ければ、ニューワールドならオーストラリアとなるのではないでしょうか?
マデイラは過熟系の香りが取れればひょっとしたら当たるかも?程度ですね、私の場合なら。
カルヴァドスはリンゴのアロマが捕らえられれば何とか当たるんじゃないでしょうか?
それに引き替えワインエキスパートは、
ソムリエのリースリングと逆。やっぱりこちらもぺトロールさえ見つけてしまえば、酸味の強さでオールドワールドとわかってしまえばフランスかドイツか?で悩むくらいのモノでしょう。
シャルドネはニューワールドまでは判別つくとして、アメリカ・チリと迷うところでしょうか?
ここまでは良いとして、問題はメルロー。
日本のは、多分桔梗が原のメルローが出されたのではないかと思うのですが、もしそうだとすれば判別は“土っぽさ”くらい。
カベソーやカベルネフランのように大きな特徴のない所で、意外とオールドワールド系のカベソーや、濃いめのサンジョベーゼなんかと間違える可能性は高いかな?と。
塩尻辺りのワイナリーのワインを結構飲んでますが、特徴のない柔らかな果実味のメルローはかなり迷いそうです。
そしてグルナッシュ。
ほんのり甘い果実味をニューワールドのカベソー、ジンファンデル、マルベック(まあこれは去年出ているから消去法で消される気もしますが)なんかと間違えそうだし、その意図を持ってのグルナッシュなんじゃないかな?と推察します。
ベネディクティンは、一回くらいしかテイスティングしたことないので多分当てられないかな?と思います。
2017と比べると少しだけやさしくなった?かもしれない
やっぱり以前のソムリエ・ワインエキスパートと違い、基本6品種を入れてきても、難しく仕上げているような気がします。
基本6品種の確率は、
ソムリエが2/3
ワインエキスパートが 2/4
と結構昨年よりも入ってくる確率が高くなりました。
ただ、その分ワイン自体で上手く悩ませるワイン選定をしているのかもしれません。
例えばぺトロールの出にくいリースリングを使っていたりしてね。(実際にそういうアルザスのリースリング呑んだことありますから)
こうなると昨年私も3回ほど2次試験対策を受けたりしましたが、しっかりと経験値を積まないと合格に手が届かなくなってきているのかもしれません。
この後私は4年後にシニアワインエキスパートを受験するつもりなので、これからも試験で何が出たかリサーチは続けていくつもりです。
でもホント1次も2次も難しすぎると受験者へったりしないのですかね?
海外みたいに国家資格でもないわけですから、その辺りは多少考えないといけないのかも、ですね。
何はともあれ受験された皆さんお疲れ様でした。
しばらくはワインを楽しむだけにしてリフレッシュしましょう!
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