こんばんはlosです。
日本から離れて第二の人生を歩もうとする方が増えているというのは以前聞いたことがあります。
でもそれが本当に良いことなのか?というそんなことを考えさせられる記事を読みましたのでご紹介いたします。
ニュース引用元は西日本新聞です。
でもそれが本当に良いことなのか?というそんなことを考えさせられる記事を読みましたのでご紹介いたします。
ニュース引用元は西日本新聞です。
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----------ここから記事引用-----------
「第二の人生」タイへの移住で思わぬ事態 日本人の困窮者が続出 孤独死や徘徊相次ぐ
東南アジアなどに長期滞在して余暇を過ごす「海外ロングステイ」の人気が続いている。温暖な気候で日本人に人気のタイ北部チェンマイでは、リタイア後に充実した日々を送る人がいる一方で、安易な計画で移住に踏み切って生活が困窮する人が続出。急速な高齢化に伴い、日本人の孤独死や徘徊(はいかい)が相次ぐなど、思わぬ事態が生じている。
「おじいさんは今も元気でしょうか? 1人で部屋にこもりがちだったけど、うちの子にお菓子をくれることもあったんですよ」。チェンマイの中心部にある古びたアパート。管理人のサムルアイさん(52)が心配そうにつぶやいた。
おじいさんとは、アパートに長期滞在していた60代の日本人男性のことだ。「女性に貢いでお金に困っていたみたい。バイク事故をきっかけに身の回りのことができなくなってね…」
サムルアイさんは見るに見かねて、朝昼晩に食事を届け、排せつ物で汚れた部屋も掃除していたという。「私が優しいって? 仏教を信じるタイ人にとって、お年寄りの世話をするのは当然のこと。ほっとけないよ」と照れ笑いした。
別のアパートでも、日本の親戚と縁を切り、単身でタイ北部に20年近く滞在していた70代男性の世話を、タイ人の清掃員らが担っていた。家賃の滞納のほか、持病が悪化して失禁を重ねるようになり、周囲の人は困り果てていたという。
2人とも日本には居場所がなく当初は「帰りたくない」とかたくなだったが、昨年から今年にかけて相次いで帰国した。説得に奔走したのが、チェンマイで昨年9月に発足したボランティア団体「ジャパン・ケア・ネット」(JCN)だ。
「第二の人生」タイへの移住で思わぬ事態 日本人の困窮者が続出 孤独死や徘徊相次ぐ
「日本の超高齢社会の縮図のようなことが起きている」
「帰国のタイミングを逃したら、2人はどうなっていたか分からない」。JCNの志田義晴代表は言う。15人のメンバーが独居老人の見守りを手弁当で行い、衣服などを提供。帰国の説得のほか、飛行機代を立て替えたこともある。「同じ日本人として、タイの人たちに迷惑は掛けられない」との思いからだ。
タイ北部は、首都バンコクに比べて物価が安く気候も温暖なため「第二の人生」を歩もうとする日本人年金生活者に人気が高い。北部9県を管轄する在チェンマイ日本総領事館によると、在留届を出している日本人は3200人を超えており、60歳以上が5割、70歳以上は3割を占める。
ほとんどが1年更新のロングステイビザで悠々自適に過ごす人たちだが、滞在の長期化で高齢化が進行。病気や貧困に直面する人が急増している。借金や女性問題を抱えて家族と縁を切り、チェンマイに流れ着いた人も少なくない。
街を徘徊して警察に保護される認知症の男性。所持金もなくホームレス同然の生活困窮者…。総領事館にはタイ当局から日本人に関する情報が連日寄せられる。「日本の超高齢社会の縮図のようなことが起きている」と峯尾直矢領事は嘆く。
しかも、ここは海外。日本の社会保障制度は基本的に、適用されない。最初は元気でも、誰しも年を取れば病気になる。タイの病院は治療費が高額。医療保険に入っていなければ一気に蓄えを失い、生活が困窮してしまうのだ。
孤独死の増加
いま、最も懸念されているのが孤独死の増加だ。タイ北部では毎年20~25人の日本人が亡くなっているが、昨年は38人に上った。
日本人の70代男性が昨年4月、チェンマイのマンションの一室で息を引き取った。孤独死だった。「礼儀正しい人だったけど、近所付き合いを避けていた。もっと踏み込んで付き合っていれば」。隣室だった日本人女性(71)は悔やむ。
男性は亡くなって1週間後に発見された。遺体はさらに2カ月間、病院に安置されたままだった。日本との関係が20年以上途絶えていたため、親族を捜すのに時間がかかったのだ。
タイでは親族の署名がなければ、遺体の引き取りも、火葬もできない。総領事館が戸籍をたどって親族に連絡を入れても、複雑な事情を抱えた人の場合は「一切関わりたくない」と拒否されることも多い。そのたびに総領事館は、委任状への署名や諸経費の負担に応じてほしいと頼み込む。タイでは遺体を病院に安置するだけで1日に数百バーツ。火葬も有料だ。
「日本人の高齢者問題がここまで深刻な地域は、他にない」と峯尾さん。タイで暮らせば日本の社会保障制度は基本的に適用されず、タイの公的サービスからも外国人は抜け落ちてしまう。そうしたセーフティーネットの「隙間に落ちてしまうリスクを考えてほしい」と警鐘を鳴らす。
「おじいさんは今も元気でしょうか? 1人で部屋にこもりがちだったけど、うちの子にお菓子をくれることもあったんですよ」。チェンマイの中心部にある古びたアパート。管理人のサムルアイさん(52)が心配そうにつぶやいた。
おじいさんとは、アパートに長期滞在していた60代の日本人男性のことだ。「女性に貢いでお金に困っていたみたい。バイク事故をきっかけに身の回りのことができなくなってね…」
サムルアイさんは見るに見かねて、朝昼晩に食事を届け、排せつ物で汚れた部屋も掃除していたという。「私が優しいって? 仏教を信じるタイ人にとって、お年寄りの世話をするのは当然のこと。ほっとけないよ」と照れ笑いした。
別のアパートでも、日本の親戚と縁を切り、単身でタイ北部に20年近く滞在していた70代男性の世話を、タイ人の清掃員らが担っていた。家賃の滞納のほか、持病が悪化して失禁を重ねるようになり、周囲の人は困り果てていたという。
2人とも日本には居場所がなく当初は「帰りたくない」とかたくなだったが、昨年から今年にかけて相次いで帰国した。説得に奔走したのが、チェンマイで昨年9月に発足したボランティア団体「ジャパン・ケア・ネット」(JCN)だ。
「第二の人生」タイへの移住で思わぬ事態 日本人の困窮者が続出 孤独死や徘徊相次ぐ
「日本の超高齢社会の縮図のようなことが起きている」
「帰国のタイミングを逃したら、2人はどうなっていたか分からない」。JCNの志田義晴代表は言う。15人のメンバーが独居老人の見守りを手弁当で行い、衣服などを提供。帰国の説得のほか、飛行機代を立て替えたこともある。「同じ日本人として、タイの人たちに迷惑は掛けられない」との思いからだ。
タイ北部は、首都バンコクに比べて物価が安く気候も温暖なため「第二の人生」を歩もうとする日本人年金生活者に人気が高い。北部9県を管轄する在チェンマイ日本総領事館によると、在留届を出している日本人は3200人を超えており、60歳以上が5割、70歳以上は3割を占める。
ほとんどが1年更新のロングステイビザで悠々自適に過ごす人たちだが、滞在の長期化で高齢化が進行。病気や貧困に直面する人が急増している。借金や女性問題を抱えて家族と縁を切り、チェンマイに流れ着いた人も少なくない。
街を徘徊して警察に保護される認知症の男性。所持金もなくホームレス同然の生活困窮者…。総領事館にはタイ当局から日本人に関する情報が連日寄せられる。「日本の超高齢社会の縮図のようなことが起きている」と峯尾直矢領事は嘆く。
しかも、ここは海外。日本の社会保障制度は基本的に、適用されない。最初は元気でも、誰しも年を取れば病気になる。タイの病院は治療費が高額。医療保険に入っていなければ一気に蓄えを失い、生活が困窮してしまうのだ。
孤独死の増加
いま、最も懸念されているのが孤独死の増加だ。タイ北部では毎年20~25人の日本人が亡くなっているが、昨年は38人に上った。
日本人の70代男性が昨年4月、チェンマイのマンションの一室で息を引き取った。孤独死だった。「礼儀正しい人だったけど、近所付き合いを避けていた。もっと踏み込んで付き合っていれば」。隣室だった日本人女性(71)は悔やむ。
男性は亡くなって1週間後に発見された。遺体はさらに2カ月間、病院に安置されたままだった。日本との関係が20年以上途絶えていたため、親族を捜すのに時間がかかったのだ。
タイでは親族の署名がなければ、遺体の引き取りも、火葬もできない。総領事館が戸籍をたどって親族に連絡を入れても、複雑な事情を抱えた人の場合は「一切関わりたくない」と拒否されることも多い。そのたびに総領事館は、委任状への署名や諸経費の負担に応じてほしいと頼み込む。タイでは遺体を病院に安置するだけで1日に数百バーツ。火葬も有料だ。
「日本人の高齢者問題がここまで深刻な地域は、他にない」と峯尾さん。タイで暮らせば日本の社会保障制度は基本的に適用されず、タイの公的サービスからも外国人は抜け落ちてしまう。そうしたセーフティーネットの「隙間に落ちてしまうリスクを考えてほしい」と警鐘を鳴らす。
----------ここまで記事引用-----------
なんですかね、第二の人生を謳歌しようとして辛い人生になってしまう。
そういうことはあり得るのですが、途中まで良くても後々最後に孤独死などでは浮かばれません。
しかも親類縁者に「私にはもう関係ありません」とか言われてしまっては、「自分の生き様は正しかったのか?」と死んでからまで悩むことになるんじゃないでしょうか?
まずはその住もうとする国の言葉(このニュースならタイ語)を多少は話せるようになること。
そしてその後はきちんと何かあった時のために保険に入る。
この辺りの備えができていないと海外で暮らすという事に対してのリスクがありすぎるような気もします。
そういうところは必要だろうなと思いますね。
さて、今日もというか、毎日ワインを飲んでいるわけですが、先日ワインエキスパート合格祝い宴会で飲んだワインを紹介します。
そういうことはあり得るのですが、途中まで良くても後々最後に孤独死などでは浮かばれません。
しかも親類縁者に「私にはもう関係ありません」とか言われてしまっては、「自分の生き様は正しかったのか?」と死んでからまで悩むことになるんじゃないでしょうか?
まずはその住もうとする国の言葉(このニュースならタイ語)を多少は話せるようになること。
そしてその後はきちんと何かあった時のために保険に入る。
この辺りの備えができていないと海外で暮らすという事に対してのリスクがありすぎるような気もします。
そういうところは必要だろうなと思いますね。
さて、今日もというか、毎日ワインを飲んでいるわけですが、先日ワインエキスパート合格祝い宴会で飲んだワインを紹介します。
奥利根ワイナリー I'm ノブヒル703i シャルドネ 2013

明るく輝きのある黄色の強い麦わら色。
粘度は少しある程度。
香りはレモン主体の柑橘系、白桃、アカシア、菩提樹、バニラ、オークなど。
樽香は意外と上品に付けられています。
飲んでみると刺すような、それでいて柔らかな酸味のアタックとグレープフルーツの苦味。開いてくると少しパイナップルとかの南国系の香りもありますがやや控えめな感じ。
温度が上がると樽のテイストがしっかりと出てきて、でも変な感じはしないで結構上品。
アフターもやや長めで柑橘系のテイストがしっかり残ります。
いや、垣根仕立てでしっかりと熟したシャルドネを作っているので、果実の完熟感を感じられて少しできの良いブルゴ-ニュの白を感じさせます。
日本ワインと言っても、かなり良いレベルのワインだと思います。
美味しかったです。
皆さんも一度お試しください。
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